/Access Counter/ ノムさんのボードゲーム日記

タルギ/TARGI

製品情報

このパッケージは日本語版です。

・プレイ人数:2人限定
・プレイ時間:60分
・対象年齢:13歳〜
・デザイナー:アンドレーアス・シュタイガー
・メーカー:KOSMOS

コンポーネント

@タルギコマ
A部族マーカー
B盗賊コマ
Cスタートプレイヤーマーカー
D勝利点トークン
(左から1点、3点、5点。写真では見辛いですが数字が書いてあります。)
E金貨トークン
F商品トークン
(左から胡椒、塩、ナツメヤシ)
・部族カード
このカードがゲームの終了トリガー兼メインの得点です。
@部族カード裏面
Aオアシス
Bテント
Cタルギア
D泉
Eラクダ乗り

カードの右下に描かれているマークも勝利点になりマーク1つが1点です。
また、左上のマークが配置するときのコストになります。

カードサイズは、全カード共通で[ 91mm x 59mm ]です。
・商品カード
書いてあるものが貰えます。
@商品カード裏面
A金貨
B勝利点
C商品1個
この場合は、ナツメヤシが一つ貰えます。 D商品2個
この場合は、胡椒と塩を一つずつ貰えます。 Eどれか一つ
外周カード
全16種類ですが、一部省略
表はテキスト、裏はアイコンで効果が説明しています。


製品情報 コンポーネント ルール 評価/レビュー

ルール

・セットアップ
外周カードと、部族、商品カードを画像のように並べます。配置が終わったら商品と部族カードは表向きにして下さい。
余った部族、商品カードは、山札にして脇に置いておきます。
盗賊コマを外周カード1番「貴族」に配置します。(※画像では見辛いですが、外周カードの左上に番号が振られています。)
商品トークンを各2つずつ、金貨トークンを1つ、勝利点トークンを4点分を、各プレイヤーに配ります。

青と白のタルギコマ、部族マーカーを配って先行を決めてSPマーカーを渡して準備完了です。

説明書には、今までもっとも多くのナツメヤシを食べた事がある人が先行って書いてありますが、誰か食べたことありますか?

・ゲームの終了条件
ゲームの終了条件は2つあります。
1つ目
毎ターン開始時(1ターン目は除く)に盗賊コマを時計回り動かすのですが、
盗賊コマが外周カードを1周したら、ゲームの終了になります。
初期配置が「貴族」なので、「貴族」の左側の略奪に到達したら終了になります。
盗賊は角のカードに止まった際に、略奪の処理を行い、すぐに次のカードに移動させます。
なので、ゲームは長くても12ターンで終了します。


2つ目
どちらかが、部族カードを12枚集めた時、そのターンを最後まで行い終了になります。
基本的に10〜12ターン目にどちらかが部族カードを12枚集めて終了すると思います。

・カードの配置の仕方
見方としては、4枚配置できる列が3つあるという感じです。
どの列も左から順に配置していきますが、A、B、Cのどの列に配置しても構いません。
しかし、基本的に一度配置したら動かせません。カードの効果で動かすこともできますが、そのカードも一枚しかありません。
A1が配置されてば、A2に配置可能です。
A1〜3が配置されている時に、Bが何もない場合はBの列はB1からの配置になります。
また、"1列を全て同じマーク"のカードで揃えるとボーナスで4点が貰えます。
もしくは、"1列を全て違うマーク”で揃えるとボーナスで2点が貰えます。

・得点の計算方法
(配置されたカードの点数の合計)+(各列のボーナス)+(手持ちの勝利点トークン)が最終的な点数になります。
この場合、
各カードの勝利点の合計が18点
Aの列が全て同じなのでボーナス4点
Bの列が2枚しかないのでボーナスなし
Cの列が全て違う図柄なのでボーナス2点
合計24点になります。
これに、手持ちの勝利点トークンを合計した点数が最終的な得点になります。


・ターンの進行
1、盗賊コマを時計回りに次のカードに移動します。
その際、角の略奪カードに止まった場合カードに書かれた処理を行い、さらに次のカードに盗賊コマを移動します。

2、タルギコマ(ミープル)の配置
先行から交互にタルギコマを、外周カードに1つずつ配置していきます。交互に、3つ全て配置します。
その際に置けない場所が幾つかあります。
・盗賊コマの置いてある場所
・四隅のカード(略奪カード)
・自分のタルギコマが置いてある場所
・相手のタルギコマが置いてある場所
・(重要)相手のタルギコマの反対側
(自分の反対側は配置できます)



青、白、青と配置して白の2回目の配置。
外周カードの×印のない部分に配置できます。


3、部族マーカーの配置
配置し終わったタルギコマの交点に部族マーカーを配置します。
この処理は自動的に決まるため、相手が分からなかったら変わりにやってあげてもいいと思います。


白の部族マーカーを白のタルギコマの交点(○)のついている部分に配置します。


4、アクションの実行
先行のプレイヤーからタルギコマ、部族マーカーを配置してるカードを処理していきます。
処理する順番は自由です。

・商品カードに配置していた場合
カードに書かれた商品などのトークンを手に入れ、そのカードを捨て、新しい”部族カード”を配置し、タルギコマを手元に戻します。

・部族カードに配置していた場合
A、コストを支払い配置する。

B、手札にする。
※手札に入れた場合、外周の貴族カードに配置しない限り、配置することも捨てることもできません。

C、捨てる。
※邪魔にならないところに裏向きに捨ててください。
その後、空いた空間に”商品カード”を配置し、タルギコマを手元に戻します。


・外周カードの場合
外周カードはカードのアクションを実行した後は、交換などはしないので、タルギコマを手元に戻すだけになります。 A、商品が描かれたカードに配置した場合
商品カードと同じように商品を手に入れます。

B、特殊な処理のカードに配置した場合
例:商人
下記の交換を、配置したターンに好きなだけできます。
同じトークン2つを違うトークンに交換するか、同じトークン3つを金貨に交換する。

例:銀細工師
下記の内、1つを1回だけ実行できます。
同じトークン2つを1勝利点を交換する。同じトークン4つを3勝利点と交換する。
金貨1つと2勝利点を交換する。金貨2枚を4勝利点と交換する。
カードに1回のみと書かれていますが、そのターンに1回という意味で次のターン以降に配置すれば交換できます。



評価/レビュー

コンポーネント
やや不満。
カードの厚さや、チップの質は標準レベルです。
商品類のトークンは5回中3,4回は足りなくなります。ルール上、ストックに上限がないので代用品を使うことになります。
説明書にも書いてあるので、事前に足りなくなるのは明白だったと思われるので、商品化の際に2,3個増やしてもよかったのではと思います。
ルールを見た後だと、配置エリアのボードはあった方が良いのでは?と。
2014/2/3
ルール
盗賊コマのルールや、部族マーカーの配置ルールは面白いと思います。このお陰でコマの配置がかなり重要で、相手との絡みも十分にあります。
ワーカープレイスメントにしては、ルールや、点数計算はコンパクトに纏っていてわかりやすいです。
カードの効果もバランスを崩すカードが少なく纏っています。
隊商、蜃気楼、相手のマーカーを一つ減らす(配置時のみ)、盗賊の影響を受けない(永続)は若干強いと思います。
プレイヤー同士の非公開情報がないに等しく(部族拡大からカードを引いて手札にした時くらい?)、ゲーム中の優劣もかなりわかりやすいです。
反面、纏りすぎていてドラマ性がないですね。ゲーム中の快感見たいのはほぼ皆無です。
堅実に積み上げていくのが好きな方にはいいゲームだと思います。

2014/2/3
世界観
カードの性か、ルールの性か、タルギが部族を拡大し豊かにしている感じではないですね。
オアシスや野営地を見つけたり、他の部族(対戦相手?)も商品を探すため旅をしていると、パケ裏には書いてありますが、
部族カードで人まとまりなので、「旅をしている」、「見つけた!」みたいな感じではありません。
世界観とルールの親和性は悪くないと思うのですが、世界観とコンポーネントの相性がよくないですね。

2014/2/3
インストのし易さ
説明するべき点は、ゲームの終了条件と得点計算の方法、ワークの取り方、カードの見方、カードの配置のルールくらいです。
特殊な処理は少ないですが、カードの配置時効果、永続効果などはTCG未経験者にはとっつき辛いらしいです。慣れてる人は文面だけでわかると思います。
得点計算は、同図柄のカードを揃えたボーナスと、"全て違う"図柄を揃えた時のルールが、若干説明しづらいですが許容範囲です。
カードを自分の配置スペースに置く方法は実際に見せながらやらないと、理解しづらいかもしれません。
カードを場から取った時の配置はインスト側がやれば問題ないと思います。
後、手札の使い方、捨て方は要説明です。手札は自由に廃棄も交換も配置もできません。「貴族」のアクション以外で手札を処理できません。(かなり重要)

2014/2/3
準備
トークンも少なく、セットアップはかなり簡単です。
初期トークンなどや、外周カードをしまう時にまとめて置けば、かなり早く終わります。
慣れていなくても、10分は確実に掛かりません。

2014/2/3
中毒性
個人的にはそんなにはまりませんでした。
でも、何回かやるとじわじわ来るタイプだと思います。
ネット対戦ではうまい人とやるとまったく勝てないので、やりこみが足りないんだと思います。

2014/2/3
inserted by FC2 system